小2不同視弱視、7回目の検査結果

遠視・不同視弱視、早いもので治療開始から1年半たちました。
検査に行ってきましたのでご報告です。

\6回目の検査とトレーニングのはなし/

初めての検査から1年半たちました

初回の不同視弱視(遠視)の検査から約1年半経ち、この度7回目の検査に行ってきました。

前回は片目トレーニングの時間を毎日1時間程度に抑えるようにとのことで指導してもらい、さぼってしまう日もありつつでしたが順調に(?)日々を過ごしておりました。

お風呂上りや朝起きた後など、眼鏡をかけるのを忘れてしまうことも・・・。本人的には「すごく視える!」らしいので、とりあえず順調に回復しているのかなと感じております。

7回目の検査

よく見えている右目と比べると視力差がまだあるようですが、視力検査の返答スピードは右目と同等程度までアップしていました。これもいい傾向と言っていただき一安心。

そして今回の検査結果を受けて、片目トレーニングが終了となりました!!順調に視力が出てきて、次回の検査は小学校3年生になってからです。

眼鏡については小学校の間はかけておくようになると言われましたが、それも様子を見ながらとの事でした。徐々に眼鏡の度数を軽くしていくようなので、成長とともに眼鏡がいらなくなる可能性もあるのかなと。

初めての診断の際に、弱視だと眼鏡で矯正をしても視力は出ないと言われたときは、大丈夫かと心配もしましたが、なんとか間に合ったようです。

もっと知識が広がるといいなと感じた出来事

この日は検査を受けていると、わが子と同じくらいの子が小学校の視力検査の結果を受けて診断に来ていました。ご両親は仕事で付き添えず、おばあちゃまがお孫さんに付き添って受診に来られていました。

その子は就学前検診や入学後検診の際にも検査結果はあまり良くなかったようですが、今回の検査で今までより視力が悪くなったということで、初めて眼科を受診しに来たと言われていました。

聞けばわが子と同じ小学校2年生。学校に眼科受診した結果の紙を提出しないといけないので受診しに来たそうです。

通っている眼科は検査スペースがオープンで、わが子の隣でその子も検査をしていたのですが、矯正レンズをどれだけ付け替えても全然答えられない状況は、1年半前のわが子の検査を見ているようでした。

視能訓練士さんに「就学前などの検査の時は眼科を受診されてないですか?」「遠視がかなり強い状況」「弱視の状態なので~・・・」「小学校2年生なので、治療を急がないといけない状況です・・・」等々、伝えられていましたが、おばあちゃまは遠視の正しい知識をお持ちでなかったようで、緊迫した状況であることが理解できていない様子でした。

私自身も子どもが「遠視ですね」と言われ、医師から「遠視というのはピントを合わせづらい眼です。視力が出来上がらず弱視になることもあります」と教えてもらって初めて知りましたから、やはり遠視の正しい知識というのはあまり知られていないように感じます。

私の場合は視力に困らずに生きてきたので眼科とはほぼ無縁ですし、まわりで眼鏡をかけている人は「近視だから」という認識でした。自分の子どもが眼鏡をかけるようになって「遠視」のことを知っている人が少ないというのも身をもって実感しました。

知識を持っていないと、就学前健診や学校の眼科健診で「右目A 左目B」という結果を持ってきたとしても「そんなに悪くないしBならまだ眼鏡はいらないかな。次の検診まで様子を見よう」となるご家庭もあるかもしれません。そうしているうちに年齢が上がっていって、子どもが「実はよく見えていない」とはっきり伝えられるようになる頃にはタイムリミットが過ぎていた・・・なんてことになりかねません。

今思えば、母子手帳の年齢別のチェック項目に「斜視はありませんか」など、目のことを聞いてくる項目があったのは、遠視などを見逃さないためだったのかなと思いますが、あの頃は遠視のことを知らなかったので項目の大切さがわかっていませんでしたし、我が子のように斜視もなければ、視力検査でも引っかからなかった場合はやはり見逃されてしまいます。

視力の発達は10歳ころまでという事は、小さいうちに遠視だとわかることがどれだけ大事かわかりますし、子どもの遠視について正しい知識を持っている事はかなり重要だと感じます。

1歳半健診や3歳児健診の時でもいいので、もっと遠視について認知できる機会があると良いなと思います。親が正しい知識を持っていれば3歳児健診までに気づかれなくても、就学前検診の視力検査で少しでも検査結果が悪ければ眼科を受診すると思います。

もっともっと子どもの遠視について認識が広がると良いですね。

おばあちゃまと受診に来ていたあの子も視力が上がりますように。