小学1年生になった子どもが学校の視力検査で診断書を持って帰ってきたので、見てみると診断書には「右目A 左目B」と書かれていました。
とりあえず、病院に行ってお医者さんの診断書をもらって学校に提出しないとな~。なんて考えながら近場の眼科へ連れて行ったところ、お医者さんから「遠視ですね」と言われました。
そう言われても、ピンとこず・・・。
色々と話を聞いたり調べてみる事で、やっと理解できたように感じます。
小学1年生 遠視で不同視弱視と診断される
遠視ですね。遠視ってわかりますか?
んー・・・。遠くが見えやすいんですか?
そうじゃないんです。
簡単に言うと、近くも遠くも見えづらい、どこにもピントが合わない目なんです。
お医者さんの言葉を聞いて「え?そうなの??」と驚きが隠せませんでした。
「近視」は身近で、どういうものかを知っている方は多いと思います。近視は遠くが見えづらくなるので、遠視はその逆だとばかり思っていました。「老眼」と「遠視」って似たものかな~と漠然と思っていた自分が恥ずかしいです・・・。(疑問に思った時に調べれば良かった)
とにかく、お医者さんに遠視の事を軽く説明されたのですが、しっかりとは理解できず・・・。自分で遠視の事を色々と調べてみると、近視の反対ではない事が良く分かりました。
遠視ってどういう眼?
遠視は近くにも遠くにもピントが合わない(合いにくい)目らしいのですが、子どもの場合はピントを合わせる力がすごく強いため、眼が頑張ってピントを合わせる事で、不自由しない程度に見えている事も少なくないそうです。
それなら良いんじゃない?と思いがちですが、目がものすごく頑張ってピントを合わせる状態が続くため、疲れやすく頭が痛くなったり、読書やお絵かきなどの細かい作業が苦手だったり、集中力が長続きしないといった症状が出る事もあるそうです。
小学1年生で遠視が判明・・・もう遅い?
遠視は3歳半検診や就学前検診の時に見つかる事が多く、早く治療を始めれば始めるほど良くなる可能性が高いらしいのです。
我が子は小学校に入学してからの検診の後に判明したので、どちらかというと遅い方だったのかなと…。
ネットで「子ども 遠視」とか「子ども 不同視弱視」と調べると、3歳半健診や就学前検診(幼稚園年長さんの夏とか秋頃)に遠視が見つかって、その頃から治療を始めている情報が多いなと感じました。
特に就学前検診で見つかった方は「もっと早く見つけてあげてれば」とか「もっと治療を始めるのが遅かったらと思うと・・・」というような表現が多く、入学後に遠視がわかった我が家は若干「Oh・・・」という気持ちになりました。
が、
「9歳くらいまでに治療を始めれば良くなる」という情報もあったので、「小学校1年生から始めても大丈夫だろう!!」という、なんだかよくわからない自信がありました(笑
それは多分、大丈夫と思ってれば大丈夫になる事を経験で分かっているから。
これまでも大きな病気やけがを経験してきた我が家の子ども達ですが、不思議と私が「大丈夫な気がする」「大丈夫」と思っていたら大丈夫で、後遺症もなにもなく育ってきている実績があるわけです。
「目をこすってばかりいた時に病院にいってたら」「あのとき病院に連れて行っていれば」と、タラレバで過去を後悔しても、過去は変わりません。
反省は必要ですけどね。
あの時に病院に行っていれば・・・と思う事もありました。でも、「どうしよう」「ダメかも」「あの時に・・・」と思って落ち込んだまま過ごしていても子どもの眼は良くはなりません。過去の行動は変えられないので、今できる事をやって、もしダメだったらダメだった時に考える!!それだけです。
そんな風に切り替えられないよ・・・という方には、この本をオススメします。きっと、マイナスな事なんて考えられなくなります・・・というか、マイナスな事を考えるのがコワくなります(*´▽`*)笑
遠視をほおっておくと、どうなるの?
上記でも書きましたが、子どもの場合は目が頑張ってピントを合わせる事が出来るため、一見すると不自由が無いように思います。
しかし、他の人よりも目が頑張らないといけないので目が疲れやすいようです。
子どもの場合は「目が疲れた」と言う表現をする事はなかなか無いと思います。言葉にするとなると「やりたくない」「もういやだ」といった表現になるでしょう。そうすると「集中力の続かない子」と思われてしまう可能性もあるようです。(本当はそうじゃないのに・・・)
遠視近視関係なく「近くばかり見ていないで、たまには遠くを見て目を休めなさい」と言われたことがある人は多いのではないでしょか?近くを見るのは目の筋肉がものすごく頑張っている状態が続くので、遠くを見るよりもより疲れるため、遠視の子の場合は、近くの作業や手元で行う細かい作業が苦手(嫌)になる事もあるようです。
遠視の度合いによっては斜視になったり、ずーっとピントが合わない生活をしている事で視力の発達が促されなくなり、弱視になってしまうようです。
いざ、遠視の検査へ。どんな検査をするの?
遠視ですね。
と言われた病院では遠視の治療を行っていなかったため、紹介された遠視治療の出来る病院へすぐに向かいました。
普通の視力検査が行われたあとは今まで知らなかった検査がいろいろで、特に特殊だと感じたのは目の調節力を麻痺させる目薬をしてからの視力検査でした。
調整力を麻痺させることによって、どの程度の遠視なのかを調べるための検査だそうです。
ちなみに、調整力を麻痺させるって大丈夫なの??・・・と思いましたが、大丈夫でした。
使われる目薬の種類にもよるようですが「検査のあと2~3日は眩しかったり見えづらい状態かもしれません」と言われました。我が家の場合は次の日にはほとんど元に戻ったようで、子どもが「治った」と言っていました。
あとは、手元でものすごく小さなランドルト環を見て手元(近く)の視力を検査したり、特殊な眼鏡をつけてからライトの光を見て、光の広がり具合がきちんと見えているかを検査したり。3D眼鏡のようなものを使って、絵が浮き出て見えるかを確認する検査。機械で眼球をのぞいて、検査の人が何かを見たり(ピント調整をみてたのかな?)と色んな検査がありました。
この辺りは、最初の検査でもすべてやったか記憶があいまいなのですが・・・いろんな検査があるんだなぁと思いながら見ていました。
検査の結果
最初の検査の結果、想定よりも遠視が強かったようでした。
調整力を麻痺させる目薬をする前の視力から、それほど遠視は強くないかも・・・という事でしたが「思ったより遠視が強いですね」との診断でした。
右目は1.5も視力があるのに対して、左目0.4
(学校の検査だと左目B(0.7~0.9)って書いてあったけど、え? 0.4!!?Σ(゚д゚ 驚))
あとは屈折率だとかなんだとかの専門的な数値があって、専門的過ぎて「そうなんですね」と納得するしかなく・・・。
結果でいうと、不同視弱視との診断を受けました。
不同視弱視・・・。
右目が良く見えるために、見えづらい左目が働くのをやめ出してる感じですかね。
目は使われないと見えなくなるらしい?ので、我が子の場合は右目が見えるために、見える右目に頼って左目がサボリだした結果・・・左目の視力が育っていっていないのかなと感じました。
治療用眼鏡を作る
とりあえず、最初の診断で不同視弱視用に治療用眼鏡を作成する事になり、病院併設のメガネ屋さんにすぐに駆け込みました。(とにかく早く眼鏡を作らないと!!という一心でした)
店舗で眼鏡を購入後に、興味本位で遠視の子どもにオススメの眼鏡をネット検索していると1本3~4万円というのが普通っぽかったのですが、我が家のメガネはレンズを薄くするオプションをつけても1本1万円ちょっとでした。
あまりに値段に差があったので若干不安になりましたが、何の問題もありませんでした(笑)
まぁ、遠視の治療用眼鏡の場合だと、条件にもよりますが最大で税込38,902円の助成が受けられるので、そのお値段以内で眼鏡を作成すれば1本目の眼鏡に関しては自己負担は無くなります。だからと言って無理矢理高い眼鏡を購入するのも違いますけどね(笑)もちろん、気に入った眼鏡がそのお値段ならそれを選択して良いと思います。
ちなみに、助成は子どもの加入している健康保険組合と自治体から受けられます。(※手続きには各種書類が必要です)
我が家は最初に購入した眼鏡を子どもが気に入ったので、同じタイプの色違いをスペアで購入しました。
最初の治療はどんな治療?
最初の診断で眼鏡を作成して「まずは眼鏡をかけた生活を1ヶ月続けること」というのが最初の治療方法でした。
寝る時以外は眼鏡をしてくださいと言われ、素直に眼鏡をかけ続けることになりました。
ネットを見ると「片目だけで見るトレーニングをした」とか色々なトレーニング方法の情報が出てきます。我が家も場合も、片目は視力が良いのでそれを行った方が良いかな?とも思いましたが、片目トレーニングも全ての子がやって大丈夫なものではないようで、間違った方法をすると見えている目の視力も落ちてしまう事があるようです。
なので、まずはしっかり医師の指示通りに眼鏡をかける生活だけを心がけることにしました。
後日、1ヶ月後の検査結果等をまたアップしたいと思います。
まずは最初の1ヶ月、常に眼鏡をかける生活のスタートです。
\1ヶ月後の検査結果はコチラ/
不同視弱視の小学校1年生。視力アップのために眼鏡を作ってトレーニングを始めました。